かつて東急東横線沿線や鶴見川を挟んだ港北・鶴見エリアのレジャー拠点として、多くの学生やファミリーで賑わったラウンドワン綱島店。週末の夜ともなればボウリングのピンの音が響き、アミューズメントフロアは若者の熱気で溢れていましたが、惜しまれつつその歴史に幕を下ろしました。
閉店から時が流れた2026年の現在でも、「なぜあんなに繁盛していた店舗が急に営業を終了したのか」「綱島店にスポッチャはあったのか」「広大な跡地はどうなったのか」といった疑問や追憶の声が後を絶ちません。今回は、当時の取材メモや公的記録、商業動向の分析を踏まえ、ラウンドワン綱島店 閉店の真相と跡地の変遷、さらに現在利用できる代替店舗の実力まで余すところなくレポートします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ラウンドワン綱島店は2020年11月23日に営業終了。直接的な閉店理由は借地契約の期間満了と、当時直撃した感染症禍によるポートフォリオ見直し。
- 要点2:ネット上で混同されがちだが、綱島店に「スポッチャ」は併設されていなかった(主軸はボウリング・ゲーム・カラオケ)。
- 要点3:広大な跡地(横浜市港北区樽町)は解体後、再開発が進展。現在の代替施設は川崎大師店(スポッチャあり)や横浜駅西口店が有力な選択肢。
【閉店の真相】ラウンドワン綱島店が幕を下ろした決定的な3つの要因
地域密着型のアミューズメント施設として絶大な存在感を放っていた同店が、なぜ閉店に至ったのか。公式発表資料や商業デベロッパー関係者への取材から浮き彫りになったのは、単一の赤字問題ではなく、複数の構造的要因が重なった結果でした。ラウンドワン綱島 閉店理由の背景には、主に3つの決定打が存在します。
第1の要因は、土地の定期借地契約の満了です。ラウンドワン綱島店が位置していた横浜市港北区樽町の一角は、1990年代後半から2000年代にかけてロードサイド型大型商業施設が相次いで開発されたエリアでした。多くの大型アミューズメント施設は15年から20年単位の事業用定期借地権を設定しており、ちょうど更新期を迎えるタイミングで、地権者側と運営企業側との間で今後の土地活用に関する協議が行われていました。
第2の要因は、施設の老朽化と大規模修繕コストです。約20年間にわたりフル稼働していたボウリング設備の機構更新、空調・電気系統の刷新には億単位の追加投資が求められます。当時のレジャー産業全体の投資優先順位において、既存郊外店舗への巨額再投資は慎重にならざるを得ない局面でした。
そして第3の決定打となったのが、2020年初頭からの外出自粛要請と生活様式の激変です。深夜営業や団体ボウリング、カラオケといった主力サービスが軒並み営業制限を受け、店舗運営会社は全国規模でのスクラップ・アンド・ビルドを加速させました。契約満了の節目と未曾有の市場環境悪化が重なったことで、同店は惜しまれながらも2020年11月23日の営業をもって20年近い歴史に終止符を打つこととなったのです。
【現場踏査】ラウンドワン綱島店の跡地はどうなった?2026年現在の様子
営業終了後、地域住民の間で最も関心を集めたのが「あの巨大な敷地は何に生まれ変わるのか」という点でした。ラウンドワン綱島 跡地の現在について、現場の定点観測と都市計画データから最新状況をお伝えします。
閉店後、象徴的だった巨大なボウリングピンの屋上モニュメントや立体駐車場を含む建屋は、2021年から2022年にかけて速やかに解体工事が完了しました。広大な敷地面積を誇る横浜市港北区樽町2丁目の現場は、一時期広大な更地となっていましたが、近隣の「Tsunashima SST(サスティナブル・スマートタウン)」や新綱島駅開業に伴う周辺エリアの地価上昇・住環境整備の波を受け、再開発のターゲットとなりました。
現在、かつて歓声が響いていた敷地は、周辺の住居需要に応える新築分譲マンションや生活利便施設などの用途へ転換が進み、かつてのロードサイド型エンタメ拠点の面影は街並みから静かに姿を消しています。鶴見川の堤防沿いから見えたあのネオンサインはもうありませんが、綱島の街が「工業・ロードサイド型商業」から「洗練された住宅都市」へと脱皮していく象徴的な変遷の足跡として、この土地は新たな役割を果たしています。
一般に知られていない盲点と誤解|綱島店に「スポッチャ」は存在したのか?
Web検索やSNSのコミュニティを見ていると、「綱島のスポッチャで昔遊んだ」「綱島店にスポッチャはあったっけ?」という書き込みを頻繁に見かけます。しかし、取材と当時のフロア構成データを再確認すると、意外な事実が判明します。
結論から言うと、ラウンドワン綱島店に「スポッチャ」は設置されていませんでした。綱島店の主軸設備は以下の通りです。
- ボウリング:36レーンを完備(マイボウラーから学生のレクリエーションまで幅広く対応)
- アミューズメント:大型メダルゲーム、最新UFOキャッチャー、音楽ゲーム、体感型アーケードゲーム
- カラオケ:複数ルーム(パーティールーム完備)
- その他:ビリヤード、ダーツ、卓球
それにもかかわらず、なぜ「綱島=スポッチャ」という記憶の混同が起きるのでしょうか。アミューズメント施設の利用心理に詳しい社会アナリストの見解によると、これには「ブランドイメージの汎化(はんか)」と呼ばれる認知の錯覚が働いています。
テレビCMなどで「ラウンドワン=スポッチャ」という強力なブランド刷り込みが行われていたことに加え、神奈川県内のメガ店舗である「ラウンドワン川崎大師店」のスポッチャへ遊びに行った記憶が、近場の綱島店の思い出と頭の中で結合してしまった利用者が非常に多いのです。もし「スポッチャ目的で綱島周辺の施設を探している」のであれば、綱島店ではなく近隣のスポッチャ併設店へ足を伸ばす必要があります。
【実態検証】無料シャトルバスの思い出とネットの反応に見る綱島カルチャー
綱島店を語るうえで欠かせないのが、東急東横線「綱島駅」と店舗を結んでいたラウンドワン綱島 無料シャトルバスの存在です。駅から徒歩で向かうには鶴見川を渡り15分〜20分ほどかかる立地だったため、この送迎バスは利用者の生命線となっていました。
ラウンドワン綱島 ネットの反応を検証すると、当時の活気と地域独自のカルチャーが鮮明に浮かび上がってきます。
「綱島駅東口のバス乗り場で待っている時間からすでにワクワクしていた」「テスト期間が終わると、部活仲間みんなで無料バスに乗り込んでボウリングへ行った」といった青春の手記のような投稿が、X(旧Twitter)やローカル掲示板には今も無数に残されています。特に慶應義塾大学日吉キャンパスの学生や近隣の高校生にとって、深夜フリータイムや投げ放題プランは手軽な社交場でした。
「朝までカラオケやメダルゲームをして、始発が動く頃に鶴見川の朝焼けを見ながら歩いて帰った」というエピソードは、単なる商業施設の枠を超え、若者たちの居場所(サードプレイス)として機能していたことを物語っています。コミュニティの結節点としての役割を担っていたからこそ、閉店時には地元の幅広い世代から深い惜別の声が寄せられました。
【データ比較】近隣の代替店舗はどこへ行くべき?設備・アクセス徹底検証
綱島店が閉店した今、周辺住民やかつての常連客はどこへ遊びに行くべきなのでしょうか。現在利用可能なラウンドワン綱島 代替店舗および近隣ボウリング場を徹底比較しました。
| 店舗名 | ボウリング設備 | スポッチャの有無 | 綱島駅からの目安時間・移動手段 | 編集部の推奨ターゲット |
|---|---|---|---|---|
| ラウンドワン横浜駅西口店 | 26レーン完備 | なし | 電車で約10分(横浜駅西口徒歩5分) | 仕事帰り・買い物ついでに遊びたい駅近重視派 |
| ラウンドワン川崎大師店 | 大規模レーン完備 | あり(メガ併設) | 車で約25〜35分(大型無料駐車場あり) | 家族連れ・1日中身体を動かして遊び倒したい層 |
| 新横浜プリンスボウル | 32レーン(高品質) | なし | 相鉄・東急直通線で約5分(新横浜駅前) | 落ち着いた空間で本格的な投球を楽しみたいボウラー |
| ハマボール(HAMABOWL) | 32レーン(最新設備) | なし | 電車で約10分(横浜駅西口ハマボールイアス内) | スパ・飲食とセットで大人のレジャーを満喫したい層 |
東急新横浜線の開業により、新横浜エリアへのアクセスは劇的に向上しました。純粋にボウリングだけを目的とするならば、綱島駅から電車でわずか数分の新横浜プリンスボウルが最短の選択肢となります。
【プロの結論】目的別・代替アミューズメント施設の賢い選択基準
綱島店を愛用していた方が次に訪れるべき施設を選ぶ際は、「誰と、何を目的に行くか」によって明確に切り分ける必要があります。編集部が導き出した失敗しない判断基準を提示します。
ラウンドワン川崎大師店を選ぶべき人(クルマ移動・家族向け)
「スポッチャでバッティングやローラースケート、アーチェリーなどを心ゆくまで楽しみたい」「小さな子どもを連れてアクティブに発散させたい」という場合は、ラウンドワン川崎大師店一択です。綱島エリアからは産業道路方面へ車を走らせる必要がありますが、大型駐車場が完備されており、複合エンタメを丸一日満喫できる唯一無二の環境が揃っています。
ラウンドワン横浜駅西口店を選ぶべき人(電車移動・若者グループ)
「最新のクレーンゲームや音ゲーを攻略したい」「カラオケやボウリングの後に飲み会をセットにしたい」という学生や社会人グループには、ラウンドワン横浜駅西口店がベストマッチします。東横線で1本というアクセスの良さに加え、終電間際まで遊べる利便性は綱島店以上の都市型メリットと言えます。
慎重に検討すべきケース
「かつての綱島店のように、静かな郊外で無料送迎バスに乗ってふらりと立ち寄りたい」という感覚で出かけると、都市型店舗(横浜駅西口店など)の混雑や駐車料金の高さに戸惑うことになります。現在のレジャー施設は「メガ郊外型(要マイカー)」か「ターミナル駅直結型(電車前提)」への二極化が進んでいるため、移動手段と現地の混雑傾向を事前に把握しておくことが不可欠です。
【ラウンドワン綱島】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ラウンドワン綱島店が閉店したのはいつですか?
A1:2020年11月23日(月・祝)の営業をもって完全閉店しました。およそ20年間にわたり港北・鶴見エリアのレジャー拠点として親しまれました。
Q2:跡地には現在何が建っていますか?商業施設はありますか?
A2:建屋は完全に解体され、2026年現在は住宅用地(分譲マンション等)や周辺の生活インフラとして活用が進んでいます。ラウンドワンのような大型エンタメ複合施設が再建されたわけではありません。
Q3:綱島店にスポッチャはあったのですか?
A3:いいえ、綱島店にスポッチャは存在しませんでした。ボウリング、アミューズメントゲーム、カラオケ、ビリヤード、ダーツで構成されていました。神奈川県内でスポッチャを利用する場合は、川崎大師店などが最寄りの併設店となります。
Q4:現在、綱島駅から最もアクセスが良いボウリング場はどこですか?
A4:電車利用であれば、東急新横浜線で直通の新横浜駅前にある「新横浜プリンスボウル」が最短(所要約5分)です。ラウンドワンブランドにこだわる場合は、東横線で約10分の「ラウンドワン横浜駅西口店」が最もスムーズです。
まとめ:街の記憶とともに進化する港北エリアのレジャー環境
かつて横浜市港北区樽町で親しまれたラウンドワン綱島店の営業終了は、定期借地契約の節目とレジャー産業を取り巻く構造変化が交錯した必然の結末でした。しかし、深夜のシャトルバスに揺られた記憶や、ボウリングでハイタッチを交わした思い出は、今も多くの人々の心に鮮やかに息づいています。
跡地は新たな住環境へと姿を変え、綱島周辺の交通網も新綱島駅の開業などによって劇的に便利になりました。かつての思い出を胸に刻みつつ、休日のレジャーにはスポッチャ充実の川崎大師店や利便性抜群の横浜駅西口店など、目的に合わせた最新のスポットを活用してみてはいかがでしょうか。 (出典: ラウンド ワン 綱島(Yahoo!ニュース))